蓼科山登山情報

登山日  平成21年9月28日
登山者  原田豊太郎
コース  蓼科山7合目登山口→蓼科山山頂 往復

今年の夏も台風も到来すること無く9月の下旬を迎えました、以前は夏から秋にかけては二百十日、二百二十日、といって台風が来て被害が出るのを恐れたものですが、今年も昨年も台風は来なかったように思います、夏の後半になると四国、九州のあたりに上陸して陸地に沿ってくる台風が2〜3回ぐらいはあったものですが、そんな台風は最近なくなりました。
今年はどんぐりの生りが良くないように思います、団栗ばかりでなく山葡萄や五味子など実の生る木に実が生らないように思います、そういえば一昨年の登山情報に載せたかと思いますが、登山の途中で熊の爪あとらしいのを見つけたがこのあたりには熊はいないはずだと、私は思っていましたそれが八ヶ岳で熊が捕獲されました、熊がいることは嬉しいことです、私も蓼科山登山熊に注意して登るようにしたいと思います、その熊が団栗が少ないために今年は苛立っているように思うとの話を先日自然解説の講習会の席で聞きました。
これは私がいろいろな情報を多く聞いてこのことに敏感になっているばかりでなく、現実に何か大変なことが起こっているような気がします、私の杞憂で終わってくれればと願うばかりです。
天候は良くなく曇りでした、頂上では期待していなかったですが幸い八ヶ岳と南アルプスが見られました、7合目駐車場には出発する時には数台の車でしたが帰りには十台近くの車が駐車していました、登山者は30人くらいの登山者に会いました、山頂では私の前に来ていた登山者の人がカメラのシャッターを押してくれました、頂上は風がすごく強くて三脚を立てても風で倒されるくらいでしたので、とても助かりました。
通常の生活の中ではたいしたこと無いような事でも、このような条件の中では身にしみるほどありがたいものです、本当にありがとうございました。
頂上は植物が冬支度を始めていて秋の終わりが感じ取られました、イワカガミは葉が黒い様な色に変わっていました。
将軍平では久しぶりに小屋番のI氏に会いました、会うたびにゆっくりしていけといってくれます、その度に今日は用事があるのでこの次にと返事をして一度ゆっくり時間をとって来なければと思いつつ下山します、私は大切なものを粗末にしているような気がします。
いろいろ考えながら、そして反省しながら楽しい登山が出来ました。
蓼科山の神様に感謝です。

登山口鳥居 登山口駐車場 山頂にて
山頂にて

頂より八ヶ岳

山頂神社
ミネズオウ イワカガミ 落葉間近のだけかんばの紅葉
山頂付 山頂小屋 落葉が終了する高嶺桜

ナナカマドの実

石楠花の花芽 シラタマの木の実
ヤマハハコの花 ゴゼンタチバナの実

動物の糞(山頂付近の岩の上のあちこちにこの糞が見られます)

7合目登山口出発   7:46
頂上到着       9:10  
頂上出発       9:35
7合目登山口到着  10:50
 
登山道脇の紅葉
   

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